12/1~12/17 SF情報

ベスト2016

近刊情報

メジャーなSF作家がゲームのノベライズを手がけるのは今時珍しくもないが(ベアとかワッツとか)、ジェミシンとヴァレンテとは意外な人選。

ニール・スティーヴンスンの来年の新刊。魔法が実は実在して……とかアーバン・ファンタジィですか?

書評

ロバート・チャールズ・ウィルスン Last Year

その他

インタビュー

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ストラーンの仮想ノヴェラベスト2016。Tor.comのノヴェラが半分入っている。

その他記事

〈ワイルド・カード〉シリーズの公式サイトが登場。ゲーム・オブ・スローンズも続いてドラマ化しそうな勢い。

バチガルピ『シップブレイカー』の映画化権の話。映像映えしそうな話ではある。

WIREDがSF特集号を出すとのこと。むしろ今までなかったのが意外。

11/16~11/30 SF情報

ベスト2016

今年のベストも出揃い始めた。あまりセレクションに同意はできないが、それが上がってくるのは分かるという感じ。

近刊情報

ディーキン大学のサイトに掲載されたコリイ・ドクトロウによる自動運転車テーマの短篇。話の合間にテーマに関するアンケートが入ってるのが趣向として面白い。

書評

ブルース・スターリング Pirate Utopia

その他

インタビュー

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その他記事

米大統領選の結果を受けて書かれたチャールズ・ストロスのブログ記事。トランプ・ドゥテルテ・ブレグジットエルドアンあたりを一つの現象として見るのはストロスにしては少し踏み込んだ感じがするが、それだけ危機感が高まっているということか。

アジア系SF/FT作家の作品リスト。網羅的なものではなく、作家や編集者のお勧めを挙げているだけだが意外に知らなかったものもあったり。

10/31~11/15 SF情報

近刊情報

書評

ケン・リュウ編 Invisible Planets

エマ・ニューマン After Atlas

その他

インタビュー

ケン・リュウ

その他

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その他記事

ニュージーランドSF/FTのニュースサイト。

漫画版『虚構推理』の英題、Inspect(調査)とspectre(幽霊)をつなげて原題のニュアンスを出そうとしてるのすごくない?訳者頑張った。

ジェフ・ライマンのアフリカSF紹介第2弾。

10/17~28 SF情報

近刊情報

キャメロン・ハーリイの来年出るスペオペがちょっと気になる。

ヴァンダミアの来年の新刊。近未来SFっぽいストーリーだが、本質はやはり謎生物の生態みたいなところにありそうだ。

アリゾナ州立大学のCli-Fi短篇コンテストの受賞作を掲載したアンソロジー。無料でダウンロードできる。

書評

ケン・リュウ訳の中国SFアンソロジー、11月発売なのだがこの前紀伊國屋新宿南店の洋書売り場にあった。紙の方が早いこともあるのかな。

ウィル・マッキントッシュの新刊が評価高い。マッキントッシュの長篇、設定は面白そうだがエンジンかかるまで長くて放り出してしまうのだけど、今回は頑張ってみようか。

ベッキー・チェンバーズの新刊も評判よさそう。前作といい楽しいスペオペなのは分かるけど、こんなに評判になるのは正直不思議。

インタビュー

その他記事

SFの「古典的名作」のリストを集めたもの。1948年の時点で既にベスト的なものが編まれているのがSFらしい。

出版社やインプリントが五大出版社のどの系列に属するかのインフォグラフィック

10/3~15 SF情報

最近は個人的に引き付けられるネタが少なくて、2週に1度くらいでよさげな感じ。

近刊情報

先週に続き10月の新刊はあまり心惹かれず。

再録でなければチェック。

書評

ウィリスの新刊、男女の思考がつながっちゃうラブコメということで、これは前前前世なブレイクの可能性が?と思ったが、書評はあまり芳しくないようす。

インタビュー

その他記事

ハンガリーのSF雑誌が英米圏の作家の作品を無許諾・未払いで掲載していた件で、アン・レッキーはじめ作家とSFWAが激おこ。何から何までひどい話なんだけど、何より当のハンガリーのSF雑誌が最盛期の部数が90000部超だったのが現在は1000部という惨状に涙がちょちょ切れる。

ボブ・ディランノーベル文学賞受賞ということでRedditでもさっそく大喜利をやっていた。『歌う船』はうっすら記憶にあったが、『重力が衰えるとき』もディランの歌詞だったのか。ウォルター・ジョン・ウィリアムズとアレン・スティールのは存在すら知らず。

9/26~10/1 SF情報

近刊情報

今月の新刊はこれぞというのがあまりなし。アダムズの年間傑作選とウィル・マッキントッシュの新刊くらいか。Mammonth Book of Kaijuアンソロジーは少し興味あり。

WWZのマックス・ブルックスがマインクラフトの小説執筆。やっぱり世界中がブロックになる現象と闘った人々の話とかか(それは「ピクセル」)。テトリスの方は小説ではなくノンフィクション。

書評

RevengerはいつものレナルズよりハードSF要素が薄く、冒険ものに振ったみたいね。YAではないとは作者も言っているけど。

インタビュー

デイヴィッド・リーヴァインのインタビュー。宇宙を帆船で行き来する世界観は『新しい太陽の書』の描写にちなむとのこと。マイクル・J・マルチネスのDaedalusシリーズみたいにスチームパンクの一変種として流行ってるのかと思ったが、偶然似通っただけなのか。

ブライアン・エヴンソンがTor.comで出したSF中篇The Warrenに関するインタビュー。ここでも『新しい太陽の書』の名前。そしてSFの好みは結構オーソドックス。

その他記事

海洋問題を訴えるためSFを書き出した研究者の話。企業やシンクタンク編集のアンソロジーといい、21世紀の英米SFにはテクノロジーと一般の人たちをつなぐものみたいな妙な期待があるようだ。

アレン・スティールのCoyoteシリーズがドラマ化。読んだことないけど。

最新の科学トピックに基づくショートショート専門のウェブジン。この手のウェブジンはだんだんニッチな路線に向かってそう。

9/5~24 SF情報

3週間も更新サボってしまった。反省。週単位で特にめぼしいSFの話題がなかったということもあるけれど。

近刊情報

マクダーモットがTor.comから出す中篇がちょっと面白そう。ル=グウィン風というのが気にかかるが……。

中国SF(というか劉慈欣)は今後も継続的に出るのかな。

書評

異世界から謎の敵が襲来して文明崩壊、特殊能力を発現した生き残りが世界を守るという、今期アニメの原作か?と言わんばかりの新刊。タイトルも『第四官界彷徨』みたいでカッコいい。そのうち読みたい。

ニシ・ショールの初長篇、評判はいいが、そこまで興味そそられないかも。

レナルズの新刊の海賊もの。一応メモ。

ムーアのエルサレムついに来た。自分では絶対読みたくないが、誰かに感想教えてほしい……。

『インフォメーション―情報技術の人類史』の著者のタイムトラベル史。SF史というかウェルズの解説書なのかな?

インタビュー

賞関連

新興のドラゴン賞がどんな方向性になるかと思いきや、パピーズ勢の新たな草刈場になったもよう。ある意味GRRMの言ったとおり、それぞれの支持する賞ができたのでこれでよかった……のか?

その他記事

バクスター先生とプロキシマの話第2弾。

劉慈欣による『三体』第3巻の歴史的位置づけ。中国SF史において破滅テーマが近年までみられなかったというのは少し面白い。