8/1~6 SF情報

近刊情報

ジェフ・ヌーンの新作が来年刊行の由。久しぶりに聞いたなその名前。

ジョン・ジョゼフ・アダムズ編のスペオペアンソロジー。これも来年春。スペオペは嫌いではないが、メンツ的にやや不安が残る。

8月の新刊はめぼしいものはなさそう。

書評

ミエヴィルの書評がちらほらと。

インタビュー

エマ・ニューマンのAMA。この人のSF第一作 Planetfall はSFマガジンの長篇短篇レビュウに感想を書いた。

その他記事

スウェーデンSFのアンソロジーなんてのが昨年出ていた。北欧SFも北欧ミステリくらい盛り上がるといいな。

7/18~29 SF情報

近刊情報

スワンウィックの新短編集。タイトルを見た感じダージャー&サープラスものか。

書評

ヴァンダミア夫妻のBig Book of SF、話題になっているようだ。大部過ぎて買ってないけれど……。

ミエヴィルのLast Days of New Parisももうすぐ刊行。

インタビュー

ウォーレン・エリスはコミックのライターとしての印象が強いが、小説の方もSFっぽい作品は気になる。

テッド・チャンのインタビュー。今年は久々に1作書いたんだっけ。

TOC

ジョン・ジョゼフ・アダムズ編の年間傑作選の今年の目次。ラシュディとかデクスター・パーマーとか入って文芸寄りか?と思わせつつ、新人の作を小まめに拾ったりもしている。

その他記事

順列都市』と『遠き神々の炎』のクロスオーバー二次創作……なんだこれ。作者のユドコウスキはシンギュラリティ周りで有名な人らしい。

今年刊行される英訳SFのリスト。既知のものもあるが、アラブ系の翻訳は少し気になる。あと、伊英翻訳専門のAcheron Booksの存在をはじめて知った。

地球・月間を舞台にしたSF長短編のリスト。『第六大陸』まで入ってるなかなかの網羅性なのに、私の好きな『ラグランジュ・ミッション』が入ってないのはどういうことだってばよ。

7/11~16 SF情報

近刊情報

ピーター・S・ビーグルの最新長篇が秋に発売。まだ現役だったことが一番の驚き。『最後のユニコーン』がらみの裁判は解決したのだろうか。

書評

Invaders, Drowned Worlds, Big Book of Science Fictionと今週はアンソロジーが豊作。個人的にはあまり再録アンソロには食指が動かないけれど。

インタビュー

初長篇が出たばかりのデイヴィッド・リーヴァインのインタビュー多め。宣伝のためにヒップホップを披露したりして先生頑張ってる。

その他記事

女性作家によるSF/FTリスト100冊。新しい本が多いのはいいが、いずれもマストかと言われると……?

94年にバンクスがニュースグループに投稿した〈カルチャー〉に関する覚え書き。

トールキンの初期の詩が再版されるとの由。

7/4~9 SF情報

近刊情報

書評

ヴァンダミアによる新人M・サデインのスペオペの書評。宇宙きっての美食通が謎に包まれたレストランを探す話らしい。作者はダグラス・アダムズをリスペクトしてるそうだから、銀河の果てのレストランてこと?

今年前半ベストリストに追加。

インタビュー

今年のヒューゴー賞ノヴェレット部門にノミネートされた中国の作家・郝景芳のインタビュー。中国SF大躍進ですねとコメントしたい反面、パピーズの推薦リストに載っていたこともあり政争の具にされるのでなければいいが。

TOC

その他記事

フランスSFの英訳を扱う新ウェブジン。ニール・クラークによればウェブジン多難の時代だそうだが、こういうニッチな需要に応えるものは長続きしてほしい。第1号はジャン=クロード・ドゥニャック等の短篇が載っている。

ジェフ・ライマンのアフリカSFレポート。長くてまだ読めていない。

6/27~7/1 SF情報

近刊情報

7月はストラーンのアンソロジーは買うとして、デイヴィッド・リーヴァインのスチームパンクっぽいのを買うかどうか。

書評

マルカ・オールダーの長篇の書評。イギリスのEU離脱でmicro-democracyを描く本作が注目を集めたりしないだろうか。

ユーン・ハー・リーの長篇の書評もまだまだ出ている。

今年の前半のベストSFリストが早くも。チャーリー・ジェーン・アンダーズの長篇がよく入っているが、個人的にはそこまで評価高くない。

その他記事

イアン・M・バンクスの〈カルチャー〉シリーズのアカデミックな研究書。Use of Weaponとかはいつか読みたい。

ワープロや筆記ソフトの話。最初にワープロで小説を書いた作家がレン・デイトンというのがへえ度高し。

ディックの文章は本当に下手なのか?問題。ものの本にはよく書いてあるけど、翻訳しか読んでないので何とも言えない。それよりこの前Redditで読んだ「ディックの長篇には大抵1回登場人物がおならをするシーンが入っている」という都市伝説が興味深い。

上記に関連してSFの名文・美文について。プリースト、ル=グウィン、ウルフ、ヴァンス、まあそうだろうなという並びの中にハルキ・ムラカミもいてちょっと驚き。

2016/6/20~6/25 SF情報

近刊情報

今年の長篇デビュー特集。最近SFらしいSFでデビューする作家が少ない感じがするのが寂しい。デイヴィッド・リーヴァインとか。

書評

マルカ・オールダーの書評に加えて7月発売のアンソロジーDrowned Worldの先行レビューも。

インタビュー

賞情報

ユージィ・フォスター賞、思ったほど既存の賞と代わり映えしないかも。

その他記事

GRRMとスティーヴン・キングが銃規制で対談。ベストセラー作家という共通点はあるが、意外な組み合わせ。

2016/6/13~18 SF情報

近刊情報

ジョー・ジージャのコメディSFがちょっと面白そう。「戦艦を再起動してください」って。

書評

ミエヴィルの新刊、Kirkus書評で星なしか。意外。

インタビュー

賞関連

ナロ・ホプキンスンがSF界への貢献を顕彰するレモネード賞を創設。最近SF賞の新設が続くな。

その他記事

レナルズの「ダイアモンドの犬」が演劇に。確かに劇には向いていそう。

ジム・ブッチャーのファンタジィ作品がポケモンに影響を受けていると。まじか。「君に決めた!」もあるの?

オクタヴィア・バトラーの小説にトランプ的な大統領候補が登場していたという小話。