5/15~5/27 SF情報

近刊情報

スー・バークの初長篇は植物型生命とのファーストコンタクトもの。2018年2月刊行だからだいぶ先だが、なかなか面白そう。

アシモフの「夜来たる」のオマージュ長篇で、これも2018年刊行予定。作者のマイケル・デイヴィッド・アレスは聞いたこともないド新人……と見せかけて、さる著名SF作家の筆名らしい。ジェイムズ・S・A・コーリイなんかもそうだが、なぜ速攻でバレる/バラすのに別名を使うのか? わからん。

瞬間的にTwitterで話題になってたロボットVS妖精のアンソロジー。来年1月予定。

書評

インタビュー

グレゴリー・ベンフォードのAMA。新作の歴史改変ものBerlin Projectはベンフォードの義父の経験にちなんでいるそうな。

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ホートンの年間傑作選の目次。

その他記事

(※PDF直リンク注意)フェルミパラドックスを解決する夏眠仮説。ポストヒューマン化した文明は物理レベルでより効率的に計算資源を使うため、宇宙が老いて宇宙の温度が下がるまで文明を休眠させる(だからまだ若い宇宙にいる我々には見つからない)、というような話らしい。著者の一人Milan Cirkovacはカール・シュレイダーの長篇Permanenceをネタに論文を書いてたりした人である。

1988年に書かれたオクタヴィア・バトラーの自筆メモなのだが、自分を奮い立たせる言葉があまりに必死で胸を打つ。黒人女性作家の先駆けという精悍なパブリックイメージに反して内気な人だったというのがなんとなくわかる。

今月の中国SF情報。郝景芳がアウディのCMに出演してるのはバブル感あってすごい。